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次郎丸岳 397m 松島町
 住吉コース

 

 登山道
 尾根分岐
 大岩が露出した山 
 頂上
 多島海の有明海(島原湾) 奥のほうに雲仙岳が見える

次郎丸岳は兄弟山である。すぐ横に兄の太郎丸岳がある。こちらは281m。なぜか弟の次郎丸が約100mも高い。
 次郎丸は標高こそ400m弱と低いが、ほぼ海抜0mから登り、かつ急峻な山なので、登りがいのある山である。といっても、高い山でないので、散歩気分で登れる山なので、いつでも気が向いたときに登れる身近な山である。次郎丸に登るには、三つのルートがある。東側の今泉コースと西側の住吉、後山コース。住吉コースと後山コースは登山口も近いが、途中で合流する。

 これまで、今泉コースからは3度登ったことがあるので、今回は住吉コースから挑戦した。登山口は、国道324号線、知十橋から姫戸方面へ約1km入ったところにある。右手に清掃工場の煙突が見え、そこに行く橋のちょっと先に住吉神社がある。そこが登山口だ。黄色い標識があるので、すぐ分かる。
 神社の横は広場となっており。車はそこに停められる。
 
 民家の前を通り、山道に入る。道は細いが、歩きやすい。すぐに稜線に出る。道はV字型に切れこみ、両側にはへごが自生している。溝道は時に深くなり背丈以上あるところもある。ここら辺り山は岩でできている。したがって、土がないためか、木は松などの潅木程度で、見とおしが良い。ときどき後を振り返ると、美しい多島海の島原湾が気分を和ませてくれる。  道も岩でできている。堅い岩もあるが、米石と呼ばれる柔らかい岩もあり、雨の日などは滑りやすいので要注意だ。
 
 道はそこそこ急であり、急いで登ると息切れがする。やがて、後山との合流地点、尾根に着く。あと900mの標識がある。ここら辺りから木々も高木となり、見とおしもやや悪くなる。息切れもかまわず、一気に登る。
頂上まで、あとわずかという時に、目の前に大岩が立ちはだかる。しかし、ロープもたらしてあり、難なく登れる。大岩を登りきるとそこが頂上だ、といいたいが頂上は右へ折れ、約100m行ったところにある。多数の大岩が寄り添っている。
 頂上からは素晴らしい展望が開ける。雲仙が、八代が、天草松島が目の前に展開し、一気に疲れも吹き飛ぶ。

 住吉コースは約1.3km。約1時間と予定を立てれば間違いない。急ぐと山上で休憩をとっても往復1時間30分で行ける。

 余談になるが、天草の山の魅力の一つは、人がいないことだ。今回も休日でなかったが人っ子一人会わなかった。誰もいないと寂しいという人もいるだろうが、自分は誰もいないほうがいい。自然を一人占めできる贅沢もできるし、登山など自然の中に行くのは、人ごみから逃れる意味もあるのだから。